TADASHI(@CHAMELEON_1105)です。
誰もが一生に一度は目にしたい絶景と言えばオーロラではないでしょうか。しかし、日本では見られないこともあり、夢のままに終わっている方が多いでしょう。
または、現地まで行ったけれどオーロラが現れなかったという方もいると思います。
日本から遥々、北の寒い地域まで見に行ったのに見れなかったらショックですよね。
そこで、いざ現地に行った時に観測できる確率を高めるためにも、オーロラに関する情報をしっかりと把握しておきましょう。
目次
春夏秋冬、オーロラを見れるベストシーズンは?

オーロラ自体は肉眼で捉えられないものも含めると1年中発生しているので、理論的にはいつでも見れる可能性はあります。
しかし、時期によっては日照時間が長かったり、天候が不安定でオーロラが見れる確率は格段に下がってしまいます。
これらを踏まえて、オーロラが見られる時期は8月から4月で、その中でも1月から3月はベストシーズンと言われています。
ただ、場所によって日照時間や天候は異なりベストシーズンと呼ばれる時期は違うので、一概にベストシーズンは1月から3月というわけではありません。
なんだか話がややこしくなってきそうなので、まずはオーロラが発生する条件を押さえていきましょう。
オーロラが発生する条件

オーロラが発生する地域はオーロラベルトと呼ばれる、約緯度60度から70度の地域です。
南半球のオーロラベルトはほとんどが海となっており、北半球で観測するのが一般的です。
そのオーロラベルトに位置する地域でも、オーロラが発生する条件としては以下の3つが挙げられます。
天気が晴れている
オーロラは極寒の空の下で見るものというイメージが強いかもしれませんが、オーロラと寒さは全く関係がありません。
重要なのは、オーロラを見る妨げになる雲がなく晴れた空であることです。このことから、晴天率が高いほどオーロラを見れる確率は上がるでしょう。
月や街の明かりがない
空が明るいとオーロラは見れませんよね。出ているオーロラを肉眼で見るためには、月や街の明かりさえも妨げになってしまいます。
実は、肉眼では確認できないものの昼間にもオーロラは出ていますが、明るくて観測できません。
オーロラを観測できる地域は緯度が高く日照時間が長いです。つまり、明るい時間帯が長いということです。
これらより、日照時間がなるべく短い時期を選ぶことが大事です。
太陽活動が活発である
オーロラは、太陽風と呼ばれる太陽からくる風が大気中の分子と刺激し合うことによって出現します。つまり、太陽活動が盛んな時こそオーロラが発生しやすいということです。
このメカニズムは大変重要なことですが、これを予想するのはオーロラを研究している専門家でも難しいことなので、考えなくて大丈夫です。
オーロラが発生する確率が高いスポット3選

以上より、オーロラが発生する確率が高いのはオーロラベルトに属する地域、かつ晴天率が高く、日照時間が短いスポットです。
これらに該当し、オーロラが発生しやすいスポット3選をご紹介します。
イエローナイフ(カナダ)
オーロラについて調べるとまず出てくるほど有名なカナダのイエローナイフ。
世界的にもオーロラの名所として知られており、テレビで紹介されるときもイエローナイフが起用されています。
ちなみに、国内ドラマ「ラストシンデレラ」でも登場していました。
観測できる確率も非常に高く、イエローナイフに3日間滞在すれば95%の確率で見れると言われています。
「行くからには絶対見たい。」という方は、イエローナイフに3日以上滞在することおすすめします。
フェアバンクス(アメリカ)
フェアバンクスは先ほどのイエローナイフと同様で内陸部に位置することから晴天率が高いことで有名です。
オーロラを観測できる地域で世界一晴天率が高い場所とも言われています。
また、ホテルやロッジも多くあるので極寒の中、外でひたすら待つ必要もありません。
ただ、イエローナイフよりは少し劣りますが。
アビスコ(スウェーデン)
アビスコは降水量が少ないエリアで、オーロラ観測において世界一とも言われています。
事実、アビスコには各国の気象観測レーダーなどもおかれており、オーロラ研究の最前線です。
オーロラを見るためには最高のスポットですが、アクセス面が不便なところが少し残念です。
アビスコより観測率は少々劣りますが、同じスウェーデンでアクセルが良く見れる確率の高い所で「キルナ」というスポットもあります。
「キルナ」も選択肢の一つとして考えるのもいいかもしれません。
まとめ

以上をまとめると、オーロラを見るためには日照時間と天候が重要であり、主に8月から4月がオーロラを観測しやすく、ベストシーズンは観測スポット次第ということです。
日本では観測できない絶景オーロラを一生に一度は見てみたいものですね。
機会がある方はぜひ一度足を運んでください。
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