ビットコインの仕組み|分かりやすく要点をまとめてみた

TADASHI(@CHAMELEON_1105)です。

誰もが一度は耳にしたことがあるであろうビットコイン。しかし、調べてみても専門用語が多くてよく分からなかったという経験がある人も多いのではないでしょうか。

2017年、飛躍の年となったビットコインはどんな仕組みなのか、時代に遅れないためにも簡単に理解しておきたいと思いますよね。

今回、5分くらいで読めて理解できるようにビットコインの仕組みを分かりやすく要点をまとめてみました。

ビットコインとは?

皆さんご存知の通り、ビットコインを一言でいうと「仮想通貨」です。単位をBTC(ビーティーシー)と表し、円やドルと同じように「お金」であることに間違いありません。

ただ、仮想通貨と名付けられるように、円でいうと1万円札のような「モノ」としては存在しません。あくまでも「仮想」なので、インターネット上にデータとして存在しています。

ですので、感覚としては円やドルといった通貨というよりは「電子マネー」に近いと言えます。精密に言うと、通貨としての管理システムがビットコインと電子マネーは違うのですが、その点は後で説明します。

電子マネーとは、企業により提供される電子決済サービス。法的に位置づけられた通貨とは異なる。(例)楽天EDY、セブンnanaco、イオンWAON、suicaなど。

円やドル(通貨)との明らかな違い

ビットコインはインターネット上のデータで、モノとしては存在しないということも違いではありますが、それ以外に大きく根本的に違う部分があります。

円やドルなどの通貨とビットコイン(仮想通貨)のこの大きな違いを理解するためには、まず銀行とお金の仕組みについて理解する必要があります。

銀行の仕組みとビットコインの仕組み、2つを比較しながら違いを見ていきましょう。

銀行とお金の仕組み

通常、お金は国(政府)が発行していて、国(政府)から許可をもらった銀行が銀行業を営んでいる。そして、人々はその銀行に口座を作って貯金したり、生計の管理に役立てている。

例えば、給料が銀行口座に振り込まれたり、光熱費の引き落とし、離れた家族への送金など日常的に銀行を利用するのではないでしょうか。

口座にお金が入ってきたら通帳の数字は増えるし、逆にお金を送ったら通帳の数字は減る。これはごく当たり前のことと感じるでしょう。

しかし、これを当たり前のことと思えるのは日本の財政が安定していて、銀行に対する信用が強いからです。

「銀行はしっかりと管理してくれている。」このように多くの人が信じているからこそ、お金は銀行に預けられています。

ここで重要なのは、お金を「銀行が」管理しているという点です。これが何を意味しているのか。

日本では可能性は低いかもしれませんが、銀行が倒産したら預けていたお金がすべて無くなるということです。倒産でなくても、預金がいきなり消えるという可能性はあります。

銀行に預けている預金のデータはいくつかのサーバーによって銀行が管理していて、そのサーバーが何らかの原因で破壊されれば、預金は全て無くなります。

これは、管理者がハッキリしているが故のリスクと言えるでしょう。このように「銀行が」管理している、つまり誰かが管理しているという形を「中央管理型」と呼びます。

ビットコインの仕組み

銀行が「中央管理型」と呼ぶのに対して、ビットコインの仕組みは「非中央管理型」と呼び、こちらは管理者がハッキリしていません。

というよりも、管理者というものが存在しません。ここが初めに述べた、「電子マネー」との違いです。

銀行とお金の仕組みのように、電子マネーもどこかの企業が発行して管理しています。ビットコインと電子マネーは似ているけど違うとよく言われるのは、この管理システムが違うからです。

しかし、管理者がいない金融サービスは成り立つのでしょうか。とても危険であると感じる方もいますよね。

事実、あまりビットコインの知識がない人たちの中には「ビットコインは危険だ。」という声が数々あります。

では、どのように管理を行っているのか。簡単に言うと、「ビットコインのネットワークに参加している全ての人が管理」しています。

「誰が」ということはなく、不特定多数の参加している人たちです。

イメージ的には、ビットコインのネットワークに参加している人たちが共有する一つの通帳(銀行でいうと)があり、取引データが全てそこに記載されていくという感じです。

「一つの通帳をみんなで共有している」このイメージが管理者は誰というわけでなく、みんなで管理しているというよく分からないシステムの概要です。

このシステムは一見、危険に見えますが、みんなが見ているからこそ不正をすればすぐに不特定多数の人間にバレてしまう、という今までの金融サービスとは逆の発想ですね。

安全面を具体的に知るためには、「P2Pネットワーク」「ブロックチェーン」「マイニング」という単語の理解が必須なので、それは最後に書いておきます。

では、1つの取引を例に出しながら安全面について少しずつ理解していきましょう。

管理者がいないシステムは安全と言えるのか

銀行は中央管理型、ビットコインは非中央管理型という話をここまでにしてきましたが、管理されていないということは危険なのではないかと思われるかもしれません。

しかし、これこそがビットコインの一番の肝であり、安全である証明ともなります。以下に1つの取引を例に出しながら、非中央管理型がなぜ安全なのかを説明していきます。

例)A君からB君に1万円分をビットコインで送金する場合

ここでは分かりやすくするために1万円分のビットコインを1BTCとする。(実際は2017年9月13日現在、約43万円)

A君からB君に送金する際、A君は自分の「秘密鍵」(暗証番号のようなもの)を使って、B君の「公開鍵」(口座番号のようなもの)に対して、1BTC送金したいという情報をネットワークに送る。

「秘密鍵」とは、10面のサイコロを70回くらい振って文字列に変換した暗証番号のようなもの。個人情報とは結びつかないものの、これを知られてしまうと他人に自由にビットコインを使われる可能性がある、重要な情報。公開鍵から推測はできない。

「公開鍵」とは、いわば口座番号のようなもの。口座番号というだけあって、送金するときなどに用いて、他人にも公開されている。秘密鍵から公開鍵を特定することができるが、その逆は不可能。

この1BTC送金したいという情報はビットコインネットワーク上で、不特定多数の全ての人が見れるようになっている。(まだ、送金は行われずに「送金したい」というリクエストのみの状態)

もし、送金したいという情報のみで取引が完了する場合、管理者がいないビットコインのシステムでは不正を行い放題である。

銀行の場合、銀行がA君からB君への送金の仲介に入っているため秩序が保たれている。ビットコインは仲介に銀行が入る代わりに「承認」という形で不特定多数の人が入る。

つまり、送金したいというリクエストはネット上に公開されて、不特定多数の人たちに承認を得られれば、実際に送金が行われる。

そして、ここで重要なのは「承認を得る」という作業が「パズルゲームのような競争」であるということ。

不特定多数の人たちは、知らない誰かのために「その送金が正しい取引か。」ということを承認することはめんどくさくて誰もやらないだろう。

なぜなら、何のメリットもないから。そこで、不特定多数の人たちがめんどくさがらずに承認を行うために、パズルゲームが繰り広げられる。(パズルゲームというのは例えであって、本当のパズルゲームではない。笑)

超高性能のコンピュータを用いてしかできない計算問題を解くバトルであって、これを勝ち抜くと賞金として多額のビットコインが貰える仕組みだ。

多額のビットコインが貰えるというメリットのために、不特定多数の人たちがA君とB君は正しい取引をしている、と承認(仲介)を行うので、秩序は保たれている。

このパズルゲームに勝った人は、ビットコインネットワークに参加している人々が共有している「通帳のようなものの1ページ」に記入しなければならない。

A君はB君に1BTC送金したという情報と、パズルゲームに勝った人(自分)に賞金が入るという情報を。

ここまで一連の流れをものすごい速度のネットワークを介して行い、1つの取引は完了する。

ビットコインが安心できる理由はこの3つだ

ここまで例を出して説明してましたが、この3つの単語は使わないように意識的に書きました。なぜなら、いきなり専門用語のような言葉を使ってもしっくりこないだろうと思ったからです。

しかし、先ほどの一連の流れの中にはこの3つ全てが登場しています。それぞれがどの部分に当たるのか確認していきましょう。

P2Pネットワーク

簡単に言うと、不特定多数の人たちが情報を共有している、できている状態のことで、Skypeなどにも使われている接続方法です。無数にある端末を経由して、ネットワークを繋げることでそれを可能にしています。

上の例でいうと、送金したいというリクエストを不特定多数の人たちが見れる点、ビットコインネットワーク上で共有している通帳のようなものなど、これらを安全に可能としているのが「P2Pネットワーク」です。

ブロックチェーン

上の例に出てくる以下の一文を見てください。

このパズルゲームに勝った人は、ビットコインネットワークに参加している人々が共有している「通帳のようなものの1ページ」に記入しなければならない。

この「通帳のようなものの1ページ」というのが1つのブロックです。つまり、1つの取引記録ですね。

(本来は、決まったデータ容量の無数の取引記録を1ブロックというが、分かりやすくするために1ページ=1ブロックとする。)

通帳はビットコインネットワーク上で共有されているので、無数の取引記録、つまりブロックが存在します。

それらの全てが繋がっている状態が鎖のようなので「チェーン」と言い、取引記録が無数に繋がれた状態をブロックチェーンといいます。

例の中で出てきた、「通帳のようなもの」=「ブロックチェーン」と理解するとわかりやすいかと思います。

マイニング(採掘)

マイニングは、上の例出てくる「パズルゲームのような競争」のことです。

超高性能のコンピュータを用いてしかできない計算問題を解くバトルを勝ち抜いて、賞金としてビットコインが貰えるという様子が、金を掘り当てることに似ているので「マイニング(採掘)」といいいます。

マイニングがなければ全ての取引は成り立たず、またビットコインの安全面を支えているといっても過言ではないくらい重要な役割を果たしています。

まとめ

ビットコインはインターネット上にのみ存在する仮想通貨である。

感覚的には電子マネーと近いものがあるが、ビットコインは管理者がいない「非中央管理型」という管理システムなのでその点に違いがある。

銀行のように管理者がいない点は、不特定多数の人たちがオープンにされている情報をチェックすることで補われている。

一見すると、安全面が問題のように思われるが、「P2Pネットワーク」「ブロックチェーン」「マイニング」の3つの要素により秩序が保たれ、安全に運営が行われている。

怖くてビットコインに手が出せないという方もいるかもしれませんが、この記事を読んだ今の機会にぜひ一度試してみるのもいいと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

京都生まれ京都育ちの23歳です。規示と書いてタダシと読みます。『TADASHI.com』の立ち上げから運営、執筆まで全てやっています。妄想家兼クリエイターの肩書を狙っています。